女性プロゴルファーとして注目を集める安田祐香選手。
ジュニア時代から国内外の大会で数々の実績を積み重ね、2024年には待望のプロ初優勝を果たしました。
華奢な体格ながらも高い技術力と安定感のあるプレーで、多くのゴルフファンの心をつかんでいます。
本記事では、女性プロゴルファー・安田祐香のこれまでの歩みや魅力、そして今後の展望について詳しく紹介します。
彼女の強さの秘密を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
記事のポイント
🔴安田祐香がゴルフを始めたきっかけと成長の過程
🔴坂田塾や学生時代の実績と技術の習得
🔴プロ転向後の苦労と初優勝までの道のり
🔴SNSでの素顔や姉との関係など私生活の一面
安田祐香の魅力と強さに迫る
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ゴルフとの出会いは姉の影響
安田祐香選手がゴルフを始めたのは、3歳年上の姉・美祐さんの影響によるものでした。
7歳のとき、姉がゴルフクラブを振る姿を見て「私もやってみたい」と感じたのが始まりです。
この何気ないきっかけが、後にプロゴルファーとしての道を切り開く第一歩になりました。
幼い頃から姉妹でクラブを握り合い、共に練習を重ねる中で、自然と競争心と絆が育まれていったのです。
家庭の中にライバルでありながら支え合える存在がいたことは、彼女の成長にとって非常に大きな意味を持ちました。
坂田塾で磨かれたスイング理論
ゴルフを始めて間もなく、小学3年生の時に安田選手は坂田信弘氏が主宰する「坂田ジュニアゴルフ塾(坂田塾)」に入門します。
坂田塾はこれまでに古閑美保選手や上田桃子選手といった名選手を輩出しており、厳しくも実践的な指導で知られています。
ここで彼女は、技術面だけでなく精神面でも大きな成長を遂げました。
特に、ショートスイングという安定性を重視したスイングスタイルは坂田塾での指導によるものであり、後のプロキャリアでも彼女の安定感あるプレーの基盤となっています。
この塾での経験は、プレッシャーに強いゴルファーとしての礎を築くきっかけとなりました。
高校・大学でのアマチュア実績
安田選手は滝川第二高校へ進学し、同じくプロとなる古江彩佳選手と3年間クラスメートとして切磋琢磨しました。
高校2年生のときには日本女子アマチュアゴルフ選手権で優勝。
さらに大手前大学進学後も、ゴルフ部に所属しながら全国大会や国際大会に出場し、数々の好成績を収めました。
特に、2019年のアジアパシフィック女子アマでは8打差で優勝し、世界にその名を知られることになります。
こうした学生時代の活躍が、プロ入り後の期待感や注目度を一層高める要因となりました。
ナショナルチームでの活躍
2017年から2019年まで、安田選手はJGAナショナルチームの一員として活動していました。
国内外の強豪選手と競い合う経験を積むことで、技術だけでなく国際舞台で戦うための視野やマインドセットも培われました。
2018年にはトヨタジュニアゴルフワールドカップで団体優勝と個人優勝タイを達成し、チームメイトだった古江彩佳選手とともに日本のジュニアゴルフを牽引しました。
ナショナルチームでの経験は、彼女が後にプロツアーで安定した成績を残す上での大きな武器となっています。
初優勝までの長い道のり
プロ転向は2020年でしたが、安田選手が初優勝を果たすまでには133試合の出場を要しました。
持病の腰痛などもあり、デビュー当初はなかなか結果を出せずに苦しみます。
しかし、2023年シーズンには4度のトップ5入りを果たし、ついに初シードを獲得。
2024年9月、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンで念願のツアー初優勝を達成します。
この大会では初日から攻めの姿勢を貫き、通算9アンダーで圧巻の勝利を飾りました。
長いトンネルを抜けたその瞬間、彼女の目には涙が浮かんでいたと言います。
この勝利には、彼女の努力と継続力、そして家族の支えが詰まっていたのです。
安田祐香の現在とこれから
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ミヤギテレビ杯での初優勝
2024年9月に開催された「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」は、安田選手にとって記念すべきプロ初優勝となりました。
この大会は悪天候の影響で27ホールに短縮されるという異例の展開でしたが、安田選手は動じることなく、初日に7アンダーという驚異的なスコアを叩き出します。
最終日も冷静にプレーを重ね、通算9アンダーでフィニッシュ。
2位に3打差をつける堂々の勝利でした。
試合後のインタビューでは、「やっと掴んだ」と涙をこらえながら語る姿が多くのファンの心を打ちました。
2025年シーズンの注目成績
2025年も安田選手の活躍から目が離せません。
4月に開催された「ヤマハレディースオープン葛城」では、最終日に5バーディー・ノーボギーの「67」をマークし、トータル8アンダーで6位タイでフィニッシュしました。
また、同月開催された「KKT杯バンテリンレディスオープン」では、初日に7アンダーを記録し首位タイにつけるなど、安定したプレーを見せています。
通算獲得賞金
2024年末時点で、安田祐香選手はJLPGAツアーの賞金ランキングで13位にランクインしています。
初優勝となったミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメントでの1800万円をはじめ、年間を通じて約6800万円を獲得しました。
2025年もこの調子を維持すれば、更なる賞金獲得も期待されます。
姉とのキャディタッグが話題
安田選手の姉・美祐さんは、彼女の試合でキャディを務めることがあります。
この姉妹のコンビネーションは、ファンの間でも「最強タッグ」として親しまれています。
特に初優勝を果たしたミヤギテレビ杯では、美祐さんの的確なライン読みが勝利の鍵となりました。
安田選手も「お姉ちゃんの方が読みがうまい」と笑顔で語る場面が印象的でした。
キャディとしてだけでなく、精神的な支えとしても姉の存在は非常に大きく、二人の絆がプレーに好影響を与えているのは間違いありません。
SNSで見せる素顔が人気
プロゴルファーとしての実力もさることながら、SNSで見せる安田選手の素顔も人気の理由のひとつです。
愛用のコスメやファッション、プライベートでの出来事など、等身大の姿を発信しており、フォロワーは15万人を超えています。
2024年には新車のスポーツカーを披露した投稿が話題となり、「カッコいい!」「センスが良すぎる」と多くのコメントが寄せられました。
こうした情報発信は、ゴルフに詳しくない層にも彼女の魅力を広めるきっかけになっています。
憧れの選手や愛犬との日常
安田選手は、松山英樹選手を憧れの存在として挙げています。
国内外で活躍する松山選手の姿から多くを学び、「自分も世界で戦いたい」と語っています。
また、愛犬と過ごす時間がストレス発散の方法だそうで、散歩や遊びの様子をSNSで紹介することもあります。
プレッシャーの多いプロ生活の中で、こうしたリラックスできる時間が彼女のメンタルを支えているのです。
趣味とプロ意識のバランスが取れている点も、彼女が多くのファンに支持される理由の一つです。
「線が細くても戦える」哲学
華奢な体格でありながら、安田選手は「線が細くてもプロで戦える」という強い信念を持っています。
これは、自身のプレースタイルと向き合い、力に頼らず技術と戦略で勝負する姿勢から来ています。
特に、つかまりの良いヘッドとしなるシャフトを駆使したドローボールが持ち味であり、坂田塾で学んだショートスイングの応用がプレーの安定感を支えています。
調子を崩したときには基本に立ち返ることで立て直す力があるため、彼女は成績の波が小さく、着実に実力を伸ばしてきました。
この姿勢は、多くの若手選手にも大きな影響を与えています。
まとめ:成長と魅力が光る女性プロゴルファー安田祐香の軌跡
✅姉の影響で7歳からゴルフを始めた
✅幼少期から姉と切磋琢磨し競争心と絆を育んだ
✅小学3年で坂田ジュニアゴルフ塾に入門した
✅坂田塾で安定感のあるショートスイングを習得した
✅滝川第二高校では古江彩佳と共に腕を磨いた
✅高校2年で日本女子アマを制覇した
✅大手前大学進学後も全国・国際大会で活躍した
✅アジアパシフィック女子アマで8打差優勝を果たした
✅2017~2019年にJGAナショナルチームで国際経験を積んだ
✅トヨタジュニアゴルフで団体・個人優勝タイを達成した
✅133試合目で2024年ミヤギテレビ杯にて初優勝を飾った
✅悪天候による短縮試合でも冷静なプレーで勝利した
✅2025年シーズンも安定した成績を継続している
✅SNSではコスメや愛犬との日常を発信し人気を集めている
✅線が細くても戦えるという信念で実力を伸ばしている
安田祐香選手は、その華奢な体格からは想像できないほどの芯の強さと、技術に裏打ちされた安定感のあるプレーで、多くのファンを魅了しています。
家族との絆や坂田塾で培った基礎力、そして学生時代の実績が、今の彼女を支える大きな柱となっています。
また、SNSで見せる飾らない素顔も、多くの人々の共感を呼んでいます。
女性プロゴルファーとしてこれからの活躍がますます楽しみな安田祐香選手。
今後もその一打一打に注目していきたいですね。